Wikipediaは本当に信頼できないのか
「Wikipediaは誰でも編集できるから信頼できない」ということはよく言われますよね。
ですが、本当にそうなんでしょうか。
僕は逆に「これほどまでに信頼できるWebサイトはWikipediaだけだ」と考えます。
まず、Wikipediaは出典をちゃんと明記しています。出典を明記しているサイトは他にほとんどない中で、本の出典をしっかりと書いているのです。この時点で他サイトとは一線を画すと思います。
それと、誰でも編集できるということにはメリットだってあります。それは、一人の偏った見方から脱却できるということです。自分一人だけで書いた場合、もし間違ったことを書いたときに直してくれる人はいません。そしてその間違いは一人で書いている限り絶対に起こりうるのです。故意に間違った情報を流している場合だってあります。ゆえに複数編集者がいるということは情報の信頼性を上げるものなのです。
それに加え、Wikipediaにはちゃんと「方針とガイドライン」があります。それは40ページもある巨大なものです。その中には出典を明記するや信頼できる情報源のページもあります。そしてさらに、Wikipediaの目的もあります。
ウィキペディアの目的は、信頼されるフリーな百科事典を――それも、質も量も史上最大の百科事典を創り上げることです。–ラリー・サンガー
https://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E6%96%B9%E9%87%9D%E3%81%A8%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
この目的に沿った百科事典は、Wikipedia以外には創れません。おそらく、紙の百科事典でもこれほどまでの信頼できるものは無いでしょう。
ということで、Wikipediaを読み漁りましょう。
ただし、一つ注意したいのがWikipediaを論文などの参考文献にしてはダメだということです。Wikipediaはしょせん二次情報です。Wikipediaを参考にしたなら、その出典を探るべきです。
それではそんなわけで。また。
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