進撃の巨人「オレ達は皆生まれたときから自由だ」が世界人権宣言にあったという話

「オレ達は皆生まれたときから自由だ」という文が進撃の巨人に出てきますが、それと似たような文が世界人権宣言の第一条にもあることに気づきました。

その条文がこれ

すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/1b_001.html

「すべての人間は、生まれながらにして自由」

進撃の巨人の「オレ達は皆生まれたときから自由だ」とほぼ同じ意味です。

ところで、「生まれたときから自由」ってどういうことなのでしょう。

というかそもそも、「自由」ってなんだろう。

僕は「精神的にも肉体的にも束縛が可能な限りない状態」だと思います。

他の言葉で言えば「選択肢が大量にありかつ、そのことに気づいて好きなことを選べる状態」です。

肉体的な自由とは僕の中では行動に関して制限のないことです。つまり、学校や仕事などしなければならないことに束縛されず、好きなことができる状態です。これはよく言われるような自由です。

そして精神的な自由とは何かの考えにとらわれずに幅広く深い知識を持っている状態です。行動に制限がなくても、知識がないと疑似的に自分の行動を束縛するということはあります。もしくは一つの考えに執着するあまり自由ではなくなっているということもあります。

そういうことをまとめると、肉体的に束縛がないとは選択肢があるということであり、精神的に束縛がないとは選択肢をしっかり把握して選べるということだと分かると思います。

こう考えれば、進撃の巨人の選択の話が実は自由と密接にかかわっていたのだと思えてきますね。

選択と言えば、リヴァイ兵長はこんなことを言ってました。

俺にはわからない。ずっとそうだ…自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても…結果は誰にもわからなかった

この選択するというのが自由ではないでしょうか。つまり結局のところ自由には責任がつきまとうということです。

ということで、回りまわって一般的な答えにたどり着いたのでここで終わろうと思います。

Tschüss!